日記を続けていると、記録は少しずつ増えていきます。
書き始めたばかりのころは、まず今日のことを残せれば十分です。でも数か月、数年と続いてくると、今度は「どう見返すか」が大事になってきます。
100年日記は、もともと同じ月日の日記を年ごとに並べて見返すための連用日記アプリです。そこに今回、「100日ごと」と「1000日ごと」という振り返り方を追加しました。
何でもない日に、あとから節目が生まれる
誕生日や結婚記念日のように、最初から特別だと分かっている日はあります。
一方で、日記を残していると、書いたときには何でもなかった日が、あとから節目になることがあります。
たとえば、何かを始めた日。初めて行った場所。生活が少し変わった日。そのときは記念日にするつもりがなくても、100日後や1000日後に読み返すと、「あれからこんなに経ったのか」と気づけます。
そこで、「今日」を開いたときに、100日前、200日前、300日前……の日記を並べる100日表示と、1000日前、2000日前……を並べる1000日表示を作りました。
月ごとや年ごとの表示とは、時間の刻み方が違います。
1か月前なら、まだ最近の出来事として覚えていることが多いです。1年前なら、季節や行事を比べるのに向いています。100日や1000日は、そのどちらとも少し違う距離感です。
日付そのものではなく、「どれだけ時間が経ったか」を軸にすると、普段は意識しない過去とのつながりが見えてきます。
1年をまとめて眺める「年表示」
振り返り方は、日記本文を読むことだけではありません。
カレンダーには、12か月分を一画面で見られる年表示も追加しました。どの時期によく書いていたか、どこに写真が残っているかを、一年全体から眺められます。
写真がある日は、写真そのものを小さく並べるのではなく、写真から取った色をモザイクとして表示します。
小さなカレンダーの中に写真を詰め込むと、何が写っているかはほとんど分かりません。それなら、写真の内容を無理に見せるより、「この日に写真がある」「この時期はこんな色が多かった」と分かる方が、年表示として使いやすいと考えました。
気になる月があれば、そこから月表示へ移って、実際の日記を見返せます。
記録が増えるほど、守ることも大事になる
長く日記を残すなら、見返しやすさと同じくらい、見られたくないときに守れることも大切です。
100年日記は、日記本文を端末内に保存することを基本にしています。それでも、スマートフォンを家族や友人に渡したときなど、アプリを開かれたくない場面はあります。
そこで、設定からアプリロックを有効にできるようにしました。
オンにすると、Face ID、Touch ID、指紋認証、端末のパスコードなど、そのスマートフォンで普段使っている認証方法を使って100年日記を開きます。
100年日記専用のパスワードを新しく覚える必要はありません。アプリロックは初期状態ではオフなので、必要な人だけ有効にできます。
書くことだけでなく、あとから読む体験も育てたい
日記アプリは、書く瞬間だけを見ると、できるだけシンプルな方が使いやすいと思っています。
一方で、記録が増えてからの楽しさは、書く画面だけでは作れません。
去年の今日を見る。先月の今日を見る。100日前を見る。1000日前を見る。一年全体を眺める。
同じ記録でも、時間の切り方を変えると、見えてくるものが変わります。
100年日記では、毎日書くための負担は増やさず、続けたあとに過去と出会える入口を少しずつ増やしていきたいと考えています。