Stories / 100年日記のこと

連用日記アプリを1か月以上続けてみて

連用日記アプリを1か月以上続けてみて、を表す100年日記のイメージ

自分で作った連用日記アプリ「100年日記」を、1か月以上使っています。

100年日記は、過去の同じ日を並べて振り返れる日記アプリです。「去年の今日」だけでなく、「先月の今日」も見返せるようにしています。

使い始めるときは、少し不安でした。私はこれまで、紙の日記を何度も始めては、1か月も続かずにやめてきたからです。

新しい日記帳を買った直後は書けます。でも、数日たつと少しずつ書かなくなる。その繰り返しでした。

だから、自分で日記アプリを作ったあとも、「これで自分が続かなかったらどうしよう」と思っていました。

それから1か月以上が経ちましたが、今のところ、100年日記はかなり自然に続いています。

実際に使ってみると、紙の日記が続かなかった理由と、100年日記なら続いている理由が、少しずつ見えてきました。

紙の日記では、書く前に考えることが多かった

紙の日記では、書き始める前に、小さな判断がいくつも必要でした。

まず、日記帳を取り出す必要があります。さらに、紙には決まった広さの記入欄があります。

欄が広いと、書くことが少ない日でも「もう少し埋めたい」と思います。逆に欄が狭いと、書きたいことが多い日に「どうまとめれば収まるか」を先に考えます。

私は字もあまりきれいではないので、書いたあとの見た目も少し気になります。

こうした一つひとつは小さなことですが、毎日繰り返すには意外と負担でした。

紙の日記では書く前に考えることが多いことを示す図

100年日記では、これらの判断の多くが必要ありません。

ベッドに入ってスマホを触ると、日記のことを思い出します。通知もあるので、そのままアプリを開いて書き始められます。

文章の長さに決まった枠はありません。写真も1日1枚だけなので、何枚載せるかで迷うこともありません。実際に書き始めると、意外と長く書いている日もあります。

自分に必要だったのは、「短く書ける日記」というより、書く前に考えることが少ない日記だったのかもしれません。

1日書き忘れても、続けることは止まらなかった

1か月以上使うなかで、1日だけ書き忘れた日がありました。

ただ、私はその日に「今日は書けなかった」とは思っていませんでした。毎日書けているつもりだったのですが、数週間後に過去の日記を見返したとき、1日だけ空白があることに気づきました。

1日だけ空白があっても日記を続けられたことを示す図

それまで、その日を「書けなかった日」として意識していなかったということです。

紙の日記では、空いた欄が目に入るたびに、書けなかったこと自体が残ります。私の場合、その空白を見ることが、「もう続いていない」という感覚につながっていた気がします。

100年日記では、書き忘れを失敗として強く意識しなかったので、翌日からも普通に書き続けられました。

毎日欠かさず書くことと、日記を続けることは、別なのだと思います。

1か月で、連用日記の楽しさが始まった

続けやすさだけでなく、続けた結果の楽しさが早く返ってきたことも大きかったです。

紙の連用日記では、たとえば8月14日を開くと、去年や一昨年の8月14日の記録が並びます。

この振り返り方は面白いのですが、最初に楽しめるまでには1年以上かかります。紙の日記が1か月も続かなかった自分にとって、そこまで続けるのはかなり遠く感じました。

そこで100年日記では、月ごとの表示も用意しました。たとえば8月14日を開くと、7月14日、6月14日……の記録も並べて見返せます。

そのため、使い始めて1か月で「先月の今日」を振り返れます。

今は赤ちゃんを育てているので、パートナーと「〇〇から1か月だって〜」と話すことがよくあります。1か月前の出来事を見ながら、その頃から何が変わったかを話すのが楽しいです。

1か月前の同じ日を振り返る連用日記の楽しさを示す図

振り返る内容は、育児だけではありません。

「先月食べたこれ、また作ろう」と思うこともありますし、「先月考えていたこれ、まだやってなかった」と気づくこともあります。

過去の自分が書いたものが自然に目に入り、今の自分へ少しだけ働きかけます。このくらいの「ゆるいリマインダー」が心地よいです。

今後1年以上続いて、同じ日付の記録が増えてきたら、月ごとの表示から年ごとの表示へ切り替えるつもりです。

毎日使って初めてわかったこともあった

実際に使い始めてから、作る前には重要だと思っていなかった機能の価値にも気づきました。

100年日記には複数の表示テーマがあり、その一つに、二十四節気をモチーフにしたテーマがあります。季節の移り変わりに合わせて、画面の雰囲気が少しずつ変わるテーマです。

二十四節気をモチーフにした100年日記のテーマを示す図

作るときは、日記の本質とはあまり関係のない機能だと思っていました。でも、毎日アプリを開いていると、この変化が意外と気分を上げてくれます。結局、ほかのテーマには変えず、ずっと二十四節気のテーマを使っています。

デジタルで残せることも、自分には合っていた

紙の日記が自分に合わなかった理由は、書きやすさだけではありません。

長く残す記録は、あとから検索したり、必要ならAIに読ませたりできる状態にしておきたいと思っています。

100年日記では、日記のデータを端末内に保存します。

必要なときだけエクスポートして外へ持ち出せる、この距離感も自分には合っています。

ただし、スマホの故障や紛失に備えたバックアップは必要で、ここは今も課題です。

日記が続かないのではなく、形式が合っていなかった

1か月以上使ってみて、自分は単純に「日記が続かない人」だったわけではないのだと思うようになりました。

少なくとも自分の場合、紙の日記という形式が合っていなかったことと、100年日記のシンプルさが合っていたことの両方があります。

実際に使ってみると、書き始めるまでに考えることが少なく、1日抜けてもそれを失敗として引きずりませんでした。そして、1年以上待たなくても、1か月続ければ連用日記の楽しさを味わえます。

紙の日記が続かなかった方は、ぜひ一度試してみてください。

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